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都心で合宿

毎芝居の2~3週間前になるとギルドでは「合宿」という催しが企画されます。パターンで言うと八ヶ岳あたりの別荘地に繰り出すのですが、
「移動時間がもったいない」
ということで、なんと金で時間を買ってしまいました(誇大表現)。合宿地は都心の一等地「赤坂」。28日(土)の15時から29日の18時まで、27時間缶詰状態での稽古でした(誇大表現)。その甲斐あって、大体のシーンの動きが付けられました。
問題なのは役者が台本を覚えることぐらい、になったのかなぁ・・・
時間のマネジメントのほうも、若干問題になりつつあります。順調に行く前に、もう一波乱ありそうな、そんな予感がいたします。
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主宰が多忙

主宰が多忙になったため、代理演出家武田によるシーン練習が行われました。
もう人生の半分以上の長さを付き合っている二人なので、以心伝心か、と思いきや、意外と「これは主宰が来てから解釈を聞かないと」というシーンがいくつか蓄積しました。
また主宰が多忙なため小道具リストやDM発送リスト作成も遅延気味です。
個人的に発送した分については到着した方もいらっしゃると思いますが、劇団扱いは来週末に発送予定です。もうしばらくお待ちください。
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ギルド舞台用語(その2)

・・・私が舞台用語について語るときには、稽古場日誌として特に記載することがないときです。ご了承ください。
さて、先週主宰のコメントで稽古場で流行の言葉に「ソリューション」「○合目」が提示されていましたが、これについて解説します。

○『○合目』
練習の際「34ページの5合目」というように用いる。これは「台本34ページの真ん中付近」という意味である。つまり、『○合目』というのは、台本1ページをおよそ10に分け、どの付近、というために用いる。
ちなみに「台本の完成度合いは8合目」というのは誤った用例。あくまでも台本の位置を示すためだけに用いる。

○『ソリューションする』
ソリューション自体の辞書の正式な意味では「解明、解決」。ギルドの稽古場では「する」を付けて「解決する」という意味で用いている・・・はずなのだが、最近微妙にニュアンスが変わってきた。
この意味からすると主宰が例文で書き込みした「34ページ6合目あたりのセリフ回しををソリューションしましょう」という言葉は、「台本34ページ3分の2程の位置にあるセリフ回しを解決しましょう」という意味になるはずであるが、ニュアンスは「セリフの解釈についてすり合わせをしましょう」という場合と「セリフの言いにくい部分についてもっと言いやすいように変えましょう」、または「意味が変わらないようにカット(若しくは追加)しましょう」など、前後の文脈やその場の雰囲気で意味がいかようにも変わる。
問題がある場合、どのような状況下でも用いることができるので便利に使われるが、言ったほうと聞いたほうで意味の捕らえ違いがあると会話がかみ合わず悲惨になるという諸刃の言葉である。

ギルド舞台用語

ギルドでは特殊な舞台用語を使っています。特殊、と言うより酷いと言うか意味不明と言うか…。今日はそんな言葉を紹介します。
○『排除』
①舞台上登場中の人物をなんとかして退場させること。時々「このシーンにこいつが舞台にいるとまずい」ことが起きるので、理由をつけて退場させることを一般的に言う。
②退場一般を指す。

○『(セリフを)吐かす』
作家または演出家の意に沿うようにセリフを言わせること。①どうしても伏線として言わせて起きたい言葉がある、②役者が納得いかなくてもとにかくそうセリフを言ってくれ、というふたつの意味がある。ギルドの場合大抵は①。

○『Do(ドゥ)する』
キッカケ。シーンの転換。話の流れを転換、またはブッタ切ること。
きっかけとなるセリフや動きが割り当てられている役者のことを「Do役者」と言う。

○『流し』
立ち稽古で頭から芝居を通すこと。『通し』と違うのは、①動きをつけていないところは適当に動くか、ホン読みに切り替えて突破する。②本役がいないシーンや長ゼリフは最初と最後のセリフだけ読んで突破する。という2点です。
また新語が使われたら随時追加していきます。
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台本進捗状況97%

台本の進捗状況が97%にまで引きあがりました。ようやく完成に近づいたわけですが、実際には主宰が宣言した「4月脱稿」は実現せずじまいでした。
しかし、一応台本にはラストシーンが入っていました。これで一安心・・・と思いきや
「製作中」
台本の中に白紙に近いページがあり、たった1行この文字が躍っていました。
あいかわらずすごい台本だなぁ、と感心したりします。
それでもほぼ完成に近い台本が配付されたことでようやく一安心、といったところでしょうか。
そしてさらに一安心だったのが、チラシがようやく印刷終了し配付されることになりました。そして、チケットも完成。今回のチケットは、ぴあで印刷してもらったもので、LOT番号がちゃんとはじめから印刷されているという優れものでした。ちょっと感動しました。
というわけで、DMグッズが揃いました。あとは劇団及び各出演者らからDMが送られると思います。
DMが届いた方は是非ご来場ください。届かなかった方も、電子チケットぴあでチケットを発売しております。他にもセブンイレブンやサンクス、ファミリーマートでも発売しておりますので、ぜひご来場ください。チラシは当WEBページにも掲載してあります。ご覧ください。
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本日10時、チケット発売開始!

江戸川即興職人劇団第9回公演「人事なき戦い~営業3課死闘編~」のチケットが、本日10時より、電子チケットぴあさんから発売されます。
劇団からのお知らせ(ダイレクトメール)は、現在発送準備作業中となっておりますので、もうしばらくお待ちください。
電子チケットぴあさんのページはこちらのアドレスからどうぞ。
http://pia.jp/t
多数のご来場をお待ちしております。

初めての洋室稽古

初めて洋室で稽古が行われました。
今までは和室で稽古をしていたため、いろいろな不便がありました。
今回の芝居は椅子と机を頻繁に活用するので、畳の部屋で椅子に座る変わりに畳に座り込むことになると、動きが制限されたり、いまいち感覚がつかめなかったり・・・
しかし、今回はほぼ舞台サイズの場所で稽古が可能でした。しかも、おあつらえ向きに、稽古場にはまるでわれわれの芝居に合わせるかのように机と椅子が並んでいるという状態。
ここぞとばかり稽古しました。
・・・でも来週土曜日も和室で稽古なのです。

ギルドの台本トラップ

立ち稽古が続行されています。しかし、台本はまだ不確定部分も残っているという有様。立ち稽古をして無理が生じる部分の台本の手直しも行われたり、言いにくい台詞を改変したり・・・台本が次第に真っ赤になっていきます。ま、ギルド毎回の光景でもあります。
ギルドメンバーはもう慣れっこですが、今回初体験の鹿野、折山両名は、振り回されている感があって少し大変そうです。
ところでギルドの台本はときどきとんでもないことが起きます。
第4回公演の時、台本に
(全員笑う)
全員「は!」
という部分がありました。
これは台本を書いたときに、全員笑うところをわざわざ台詞で「はははは!」と書こうと思った主宰が、「いや、待て待て。ト書きで『全員笑う』って書いたほうが楽だ」、と方針を転換しようとしたのに完全に消しきれなかったものが台本に残っていた、という台本上のミスです。ところが役者連中は、忠実に台本どおりに読み、主宰にこの部分の削除を認めさせなかったため、本番舞台で役者全員が「ははははは・・・」と笑ったあと「はっ!」と発声する、という不思議な光景が作出されました。
今回もちょっとそれに近い部分がそのまま本番まで残りそうな疑いがあります。本番中、よく確認してみてください。そして、アンケートの感想欄に「これって・・・」と指摘してみてください。ギルドメンバーはそれをみてきっとほくそ笑むことでしょう。

パネルを作りました

朝から舞台用のパネルを作りました。
近くの材木屋から材料を購入し、作業を行いました。
今回は8尺2寸×3尺(2500mm×900mm)のパネルを12枚と、8尺2寸×1尺(2500mm×300mm)を3枚、4尺×3尺(1200mm×900mm)を2枚。合計17枚のパネルを作り上げました。
今回のパネルは、通常作られるパネルより高さが高いのが特徴です。これは、上演する銀座小劇場のサイズに合わせて作成したパネルのためです。
仕込みは6月16日(木)。きっちり計算したとおり舞台が完成することを願うばかりです。

5月になりまして

5月になりました。公演は6月中旬です。つまり、1か月半に迫った、ということになります。
今日までに完成した台本の進捗状況は・・・84%(逢川基準)。あれ?昨日よりも進捗が落ちている・・・?
これは、完成部分で+1%、要修正部分で-2%となった結果、全体で-1%、という厳しい裁定が下った結果です。
要修正部分は主宰が「持ち帰って検討(要は考えさせてくれ)」ということです。
今日も立ち稽古を中心に行いました。今回は「大人の駆け引き」が物語の重要な部分を占めているので、立ち位置にも気を使います。
ところで、ギルドの悪い癖ですが、そろそろ「セリフカッター」が流行してきました。「セリフカッター」とは何か?それは、また今度。